青い毒リンゴ

今を、全力で愛す。

「壮大なコント」と名付けられたもの

2016/01/17


元気が出るLIVE!!のDVDをやっと見た。

今回は6人のライブである上にエイターとの絆的なものがフィーチャーされているらしいので
あんまり気が進まなかったんだけれども、
やっぱり映像を見て呼び戻してみようと思った。


あの日の記憶を。


当日ありがたいことに私は入ることができたので、開演が押してパーカー姿の6人が出てくるところから
一部始終を見ていた。


「みんなで盛り上がって大倉の分も埋めてくれーーー!!!」

「いぇーーーーーーーーーい!!!!!!!」

確かに場内の一体感はものすごくあった。それはいつも以上だったのかもしれない。

でも。

大倉くんの不在を補うなんてそもそも不可能な話で、どんなにメンバーが頑張ってもファンが声を枯らしても、大事なものが欠けている感は拭いきれない。当たり前だけど。


あの日のライブがライブとして一つの形になったのは、ファンとメンバーが協力したからではなくてとは一概に言えなくて、
今までどんな逆境も乗り越えてきたメンバーが改めて結束を固めてグループとしての力を発揮してくれたことこそが根底にあるはずだ。


横山くんが言っていたように「ピンチをチャンスに変える」とはまさにこのことなのだろう。「壮大なコント」と称してメンバーの不在を笑いに変え、涙目のファンさえも笑顔にしたのにはさすがとしか言いようがない。「元気が出るSONG」の最後の歌詞を「お大事に」に変えてくるあたりオチができすぎてる(笑)


私たちがあの日に見たのは、「エイトとエイターの絆」というよりはむしろ
「エイトのメンバー同士の絆、グループの底力」
なのであって、ファンは穴埋めどころかそれをただ見ていることしかできなくて、エイトの強さをひしひしと感じたライブだった。
少なくとも個人的にはそう思っている。



だから余計に気になってしまうんだ。

DVDを見始めて大半の人が思ったこと。


ファン映りすぎじゃね…!?


その中で大倉担を映すのは納得いかないでもないが、それにしても随所に挟みすぎでは…

「EIGHT +PLUS」
嫌な予感しかしないタイトルを睨みつつ、メイキングを見始める。


いやだからファン映りすぎじゃね?????(2回目)


本編で映れなかった分たくさん入っているべき大倉くんの映像よりも
ファンの方が目立ってるんじゃないか…!?

私でも思うんだから大倉担はディスクへし折るほど相当怒っているかもしれない。


(個人的にはアリーナA地獄の一件とか自担のあのいいところが入ってなかった!!とか言いたいこと山ほどあるけど日が暮れてしまうのでWASABIとKINGの通常バージョンのあまりにも雑な編集ぶりにケチをつける程度で留めておく)


DVDへのもやもやを抱えたファンの間で物議を醸したのが、章ちゃんのレンジャー。

話題が今回のDVDなんだけれども、エイターがいっぱい出てくれていて嬉しい、エイターとの繋がりが感じられてよかった、的なことががっつり書かれているのだ。


え、そこ強調しちゃう…!?


確かに向こうサイドとしては、今回のDVDはどんなファンがライブを見に来てくれているのかとか、自分たちを応援してくれている人たちを知るには恰好の「映像資料」になったかもしれない。

ただ、それを実際に見る側としては同じファンがどこから来たのかとかなんでエイトが好きなのかとかなんて


まったく興味ない。


さらに、今回の映像を「今までで1番いい」と位置付けてしまっているのだ。いくら自担の言葉といえどもすんなり吞み込めるわけがない。


1人欠けたライブを最高なんて言っちゃダメでしょうよ…



DVDが全体的に悪かったなんて言わない。もちろん感動したしいろんな意味でいいライブだったな、なんてしみじみ思ったりもした。


でも唯一わかったことは、

今回のDVDは決して「ファンが見たいものを映像として残した」わけではなかった
ということ。


…まじか……




今後はMCダイジェストしか見られなくなりそうだ…